ラフランス農園直送便は美味しさと健康にこだわるラフランス専門通販サイトです

今季の販売は終了いたしました。多数のご注文をいただき、ありがとうございました。来年も同じ時期に販売させていただきますので、その際はまたよろしくお願いいたします。
JAやまがたラフランス食味コンテストをはじめ、多くのコンテストで受賞し、同時に複数の百貨店と長年の取引実績のある黒田果樹園が自信をもってお届けする自慢の超大玉ラフランス。味・価格・包装ともに「百貨店品質」の名にふさわしい高級品ですので、贈り物にも安心してお求めいただけます。
「上山市ラ・フランスセレクション食味コンテスト2018」で64点の出品の中から最優秀賞を獲得した黒田果樹園のラ・フランス
雑誌『サライ』2014年12月17日発売号で当黒田果樹園が紹介されました
NHK総合番組「うまいっ」で当黒田果樹園が紹介されました!2014年12月23日(日)朝6:15〜→
中田英寿さんのホームページ『reValue NIPPON』で黒田果樹園が紹介されました。→


写真はイメージです。
黒田果樹園
超大玉ラフランス
重量:3.5kg
サイズ:5L〜6L
個数:6〜8玉入り
4,000円 (送料別・税込)
写真はイメージです。
黒田果樹園
超大玉ラフランス
重量:6kg
サイズ:5L〜6L
個数:11〜14玉入り
6,000円 (送料別・税込)
地元でも評判の農家が丹精込めてつくったグルメラフランス。芳醇な香りとクリーミーな舌触りに身も心もとろけてください。
「え、洋梨ってこんなに美味しいの!?」。思わずそう叫んでしまいそうなのが、果物の女王と称される「ラフランス」。貴婦人を思わせる気品ある芳しい香り、クリームのような柔らかくとろける食感、そして口いっぱいにじゅわっと広がるたっぷりのあま〜い果汁…。
でこぼこした無骨な外観からは想像もできないような高貴で豊潤な味わいを秘めるこのラフランスは、まさに西洋梨の最高峰といってもいいすぎではありません。とりわけ、シルクのようとも形容されるなめらかな舌触りとバターにも似たクリーミイな肉質、そしてその絶妙な甘さは、一度食べたらやみつきのなることうけあいです。
フランスに生まれ、日本で育った西洋なしのトップブランド・ラフランス。世界が驚いた伝説的なその美味しさをどうぞお試しください。
味に品質に自信あり!
地域一番の逸品ラフランスをお届けします。
全国どこへでも発送する農家直送ラフランス通販サービス。

ラフランスの食べごろの見分け方は?
ラフランスの食べごろサインをお見逃しなく。指で押して「跡」が残るようになったら食べごろです。
ラフランスを美味しく食べるには、「食べごろ」を見分けることが大切です。じつは収穫したばかりのラフランスは実も固くゴツゴツした歯触りで、おせじにも美味しいとはいえません。
ところが、これを一定期間常温で放置しておく(=追熟といいます)と、やがて芳しい香りが漂いはじめ、果肉もとろりと柔らかくなってきて、しだいにラフランス本来の味へと変化してくるのです。
●軸の周りを指で軽く押して「跡」が残るぐらいの柔らかさになれば食べごろです。
●追熟が進むにつれて香りが強くなってきますが、表面の皮の色はほとんど変わらないのでご注意ください。
●長く保存しておきたい時は、冷蔵庫にお入れください。
●常温と冷蔵の二カ所に置けば、時期をずらしてお召し上がりいただけます。
ラフランスは、食べる1〜2時間前に冷蔵庫に入れ、冷やしてから食べるとなおいっそう美味しく召し上がれます。
主なラフランスの産地
日本はもともと洋梨の栽培には不向きな気候風土といわれ、産地は一部の地域にかぎられています。そのなかでも最大の産地となっているのが山形県で、全国の生産量の約6割を占めています。次いで生産量が多いのが、長野県と青森県で、これに新潟県、岩手県、福島県を合わせた上位6件で全国の生産量のほぼ9割を占めています。
ラフランスの種類
世界では約4000種ほど存在するといわれていますが、日本で栽培されているのは、そのうちの約20種ほど。しかし、品種改良などによって近年、新しい品種も次々と開発されています。
ラフランス
日本における洋梨ブームに火をつけたのがこのラフランス。19世紀フランスのクロード・ブランシェが発見したもので、現在、国内生産量の7割はこのラフランスが占めています。とろけるような舌触りと気品ある芳香が特徴で、洋梨のいわば定番ともいえる品種です。山形県および長野県で栽培されています。
ゴールドラフランス
昭和30年代に山形県の農業試験場で発見されたもので、別名「金系」ラフランスとも呼ばれる品種です。栽培が難しいため、栽培農家は少ないものの味は通常のラフランスより上とされています。生産量が少なく、本場山形県でも希少品扱いされているこのゴールドラフランス。機会があればぜひ試してみたい品種です。
ルレクチェ
新潟県の農家がフランスから取り寄せたといわれるフランス原産の品種。濃厚で香り高い果肉とやや先細の外観が特徴です。追熟期間が40日と長いため10月に収穫した後、11月下旬以降に市場に出回ります。主に新潟県を中心に栽培されています。
オーロラ
ラフランスの自然交雑種として誕生した品種で、適度な酸味と濃厚な甘さが特徴です。晩生種でラフランスの後、11月から12月にかけて市場に出回ります。
シルバーベル
18世紀のはじめからヨーロッパで栽培されていた品種で、ラフランスの親にあたります。やや酸味が強いのが特徴で、現在はおもに缶詰や洋菓子等の加工用に使われています。
マルゲリット・マリーラ
19世紀フランスで発見されたもので、9月には食べごろになる早生種。酸味が少なく、果汁が多いのが特徴です。500g以上にもなる大型品種で、なかには1kgを超えるものもあります。
【ラフランス文化誌 その1】
洋梨ブームの立役者となったラフランス
ラフランスに代表される洋梨は、いまや栗などとならぶ秋の味覚のひとつとして私たちの食生活のなかにすっかりとけこんでいます。けれど、この洋梨が日本で一般に消費されるようになったのは、意外にもつい最近のことだというのをご存知でしょうか。
ちなみに農水省の統計によると、洋梨の消費量は70年代までは年間1万5000トン程度で比較的平坦に推移していましたが、80年代になると一挙に1万トン以下にまで落ち込みました。しかし、90年代に入ると今度は一転して急上昇、それまでの約3倍の3万トンにまで跳ね上がったのです。なぜ跳ね上がったのかについては、この後述べますが、いずれにせよ洋梨の消費が急増したのはじつは90年代に入ってからのことで、いまからせいぜい20年ほど前のことにすぎないのです。逆にいえばそれ以前、日本において洋梨はそれほど一般的な果物ではなかったといえるでしょう。
年配の方なら覚えているかと思いますが、その昔、洋梨といえば缶詰が主流でした。いまのように生で食するということはほとんどありませんでしたし、ましてやお菓子の材料に使うなどという贅沢ができるような時代だったわけでもありません。そんなこともあって当時は、どちらかといえば養分補給のために子どもや病人に与えるといったケースのほうが一般的でした。その昔、洋梨はそれほど貴重で珍しいものだったのです。
ではなぜ90年代に入ってから急激に消費量が伸びたのでしょうか。そのおおきな理由は、「追熟」の技術が確立されたことにあります。もともと収穫したばかりの洋梨は実も固く、味もそっけないもので、そのままではとても食用に耐えるものではありません。そのため長い間、洋梨は生食には向かないとされ、もっぱら缶詰用としてのみ生産されてきたのです。
その一方、この洋梨を一定期間常温のまま保管しておくと果肉がやわらかくなり、糖度も増し、気品ある芳香を放つようになるということは以前から知られていました。しかし、問題はその「保管」の仕方です。どのくらいの温度で、どのくらいの期間、保管しておけばよいのかが、どうしてもわからなかったのです。というのもこの洋梨、熟成の温度と期間を間違うと一気に熟成が進んでしまい、あっというまに腐ってしまうからです。そのようなことから、洋梨を生食用として市場に出すのはむずかしいという状況が長い間つづいていました。
そんな状況に風穴をあけたのが地元の農業試験場です。長年の研究の末、この「保管」(追熟といいます)のための最適な条件を割り出すことに成功したのです。その結果、これまで缶詰用としてしか出荷されなかった洋梨が、生食用としても市場に出回るようになったのです。
また消費量がのびたもうひとつの理由として流通網の整備もあげられます。宅配便などのトラック輸送をはじめ新幹線や飛行機による輸送手段、さらに輸送中の温度管理システムなどが進歩したことによって、生産地から比較的遠い地域でも新鮮な洋梨を手に入れることができるようになったことは、洋梨の消費量を増大させる上でおおきな要因となったことは間違いないでしょう。
しかしながら、洋梨の消費量が伸びた理由ということでいえば、その最大の要因はやはりなんといっても「生食」の美味しさが見直されたためといえるでしょう。以前は、缶詰として甘い砂糖漬けシロップと一緒に食べるのが普通でしたが、それでは洋梨本来の魅力ともいえるあのとろけるような食感と気品ある芳香を十分に楽しむことができません。そこに当時の自然食志向、本物志向、高級志向なども加わったのでしょう、洋梨の一番美味しい食べ方はやはり生食にかぎるということがしだいに消費者の間にひろまっていったのではないかと考えられます。
日本人の食生活は、戦後、洋風化がおおきく進みましたが、果物にかぎればそれほど洋風化は進みませんでした。しいてあげれば、バナナとメロンくらいでしょうか。けれどバナナは西洋というよりむしろ南国のイメージですし、メロンにも高級感はあってもそれほど欧米的なイメージは感じられません。そうした中、ヨーロッパの貴婦人のイメージをまとい、満を持して登場したこのラフランスは戦前からつづく日本人の西洋文化への憧れをもっともよく体現した果物だったのでしょうか、またたくまに日本人の心をとりこにしてしまったようです。その意味でラフランスに代表される近年の洋梨ブームは、戦後日本の遅れてきた洋風化の産物であるともいえるのかもしれません。
【ラフランス文化誌 その2】
幸福の果実ラフランスのシンデレラ物語
昭和40年代、山形県に一風変わった名前をもつ果物がありました。その名は、「みだぐなし」。「みだぐなし」とは、地元で不美人を意味する言葉なのですが、たしかにそれは見た目にもごつごつした、しかも食べてもかたいばかりで味気もなにもない魅力にとぼしい果物でした。
農家の人でさえ「ああ、みだぐなしね。ありゃだめだ。作ったって売れやしねえ」とさじを投げる始末で、地元ではだれも見向きもしないどころか、むしろみなしてその名前をはやし立てては馬鹿にするようなありさまでした。
ところが、何年かたつとその山形県に突然、彗星のごとくあたらしい果物が登場しました。「ラフランス」という、いかにも都会の消費者に受けそうなお洒落な横文字の名前をもつこの魅力的な果物の登場に、地元の農家はがぜん色めきだちました。「これは売れるぞ!」そう考えた多くの農家がラフランスの試験栽培に挑戦しはじめました。 もちろん、それまでみだぐなしを馬鹿にしていた地元の農家も流れに乗り遅れまいとこぞって栽培をはじめました。
ところが、このラフランス、じつはその正体はなんと…。 かつてみんなからバカにされ続けてきた あの不細工でまずい果物、「みだぐなし」だったのです。
…え、どうして?
じつは、このラフランス、もともとバートレットなど他の洋梨の授粉樹として栽培されていたのですが、前述の通り、無骨な外観の上、そのまま食べても堅いばかりで誰もあえて食用にするひとはいなかったのです。しかし、その固い実を一定期間常温のまま放置しておくとやがて果肉がやわらかくなり、糖度も増し、さらに気品ある芳香を放つようになることは以前から知られていました。しかし、その一方でこのラフランス、日にちがたつと今度は一気に追熟が進んでしまい、食べる間もなく腐ってしまうという厄介なしろものでもあったのです。
そこで、農業試験場などが研究に着手、やがて追熟のための最適な日数と温度を割り出す事に成功しました。ここに「みだぐなし」の商品化への道が開けたというわけです。もちろん、商品化にあたっては、「みだぐなし」という不名誉な名称は捨てられ、「ラフランス」という新たな称号がつけられました。かくて、みんなから馬鹿にされてきたかわいそうな果物はやがて誰からも愛される果物の女王へと、まるでシンデレラのように生まれ変わったのでした。めでたし、めでたし!
【ラフランス文化誌 その3】
女性にやさしい果実ラフランス
形は女神の乳房、果汁はビーナスの涙ーー。そう形容される洋梨は、昔から女性的な果物というイメージでみられてきました。そういえばグラマラスな女性を連想させるその形といい気品ある香りといい、たしかにどことなく女性的な雰囲気が漂っています。不思議なこともあるものだと思っていたら、なんとそこには科学的な裏付けもあるというからますます不思議です。
というのもラフランスをはじめとする洋梨には、女性にやさしい栄養素がふんだんにふくまれていることが最近の研究からわかったのです。たとえば洋梨には、骨を丈夫にし、女性に多い骨粗鬆症を予防するカルシウムや貧血予防に効く銅、さらに便通をよくする繊維質などが日本梨の約2倍ふくまれています。また美肌効果に効果が高いとして注目されているアスパラギン酸をはじめ、冷え性や美白、美肌、生理痛、更年期障害などに有効とされるビタミンEも豊富です。
こうしてみると洋梨が女性の果物であり、女性の味方でもあるというのは、たんなる迷信ではなかったのかもしれませんね。というわけで、女性の皆様、美と健康という女性の願いを叶える魔法の果物・ラフランスをこの機会にどうぞお試しくださいませ。
あ、そうそう、洋梨に含まれるビタミンEや銅は薄毛にも効果的ということですから、男性諸氏もどうぞ遠慮なく…。
【ラフランス文化誌 その4】
ラフランス進化論——バターの洋梨とメザシの和梨
洋梨といえば、ねっとりした果肉と香水にも似た芳しい香りがおおきな特徴です。一方、和梨の特徴は、しゃりしゃりした食感とさっぱりしたジューシーな果肉にあります。
一見別々の果物のようにもみえますが、じつは意外なことに両方ともルーツは同じ。もともと中国原産の中国梨が、それぞれヨーロッパと日本にわたった後、枝分かれしたものといわれています。
それにしてももともと同じルーツをもつ果物だというのに見た目はもちろん食感から味にいたるまでなぜこれほど違ってしまったのでしょうか。
あくまでも推測ですが、理由は気候風土など環境の違いにあったのかもしれません。なかでも考えられる最大の要因は土壌の違いです。土壌に含まれる成分の違いが、そこに生育する植物の化学組成に影響をあたえ、結果として種の変化を促したであろうことは想像に難くありません。
もうひとつ考えられる要因は、人間の嗜好です。野菜や果物は、それを食べる人間の好みに合わせて変化してきました。まずいものは捨てられ、おいしいものは次の世代へと引き継がれてきたのです。その結果、人間の嗜好に合う品種だけが生き残ることになったというわけです。
そういえば、洋梨のあのねっとり感はバターを思わせますが、バターはいうまでもなくヨーロッパ人の好む食べ物のひとつですよね。
では、和梨のあのしゃりしゃり感はどういった理由で生まれてきたのでしょうか。このしゃりしゃり感は、石細胞と呼ばれる和梨独特の細胞によるものなのですが、なぜこのような石細胞が和梨だけに生じたのか、文献にも当たってみましたが、どうも明確な理由はみつけられませんでした。もしかしたら、これはめざしなどの小魚をばりばり食べる日本人ならばこそ好まれた食感なのかもーー。まあここまでくるとかなりこじつけめいてしまいますが…。
しかし、おもしろいのは環境によって変わるのはなにも果物ばかりではないということです。
以前、テレビでアメリカに住む日系人の特集をやっていましたが、そこに出てきた日系一世のお年寄りが、その顔といい雰囲気といい日本人というよりむしろアメリカ人に近いことに驚いたことがあります。日系一世ですからもちろん血統的には純粋な日本人のはずなのに、その顔といい雰囲気といいどうみてもアメリカ人にしか見えないのです。
それとは逆に、日本に長く住んでいる外国人の顔がなんとなく日本人っぽくなっていることに驚くこともあります。人間の場合はおそらく食べ物の影響でしょう。特定の国の食べ物を何年も食べていれば体内の組成もやがてその国の食べ物に置き換わっていくわけですから、何年かすると顔つきまで変わってしまうのも当然なのかもしれません。
いずれにしても人間でさえ数十年単位で変化するわけですから、ましてや原産地を遠く離れ、2000年以上も経った梨が、ご先祖様とは似ても似つかないものへと変化するのは別段不思議でもなんでもないのかもしれませんね。
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